はしがき
第一章 怠けものの心理学
動機づけとは何か 動機づけの伝統的理論 ミラーの実験 怠けものを活動させるには 人間の動機づけの特殊性 人間観の重要性
第二章 情報への飢え
安楽は楽ならず 情報への飢え サルも情報を求める 無気力と思考の混乱 ホスピタリズム 多様な刺激の重要性 情報は好奇心の「栄養」
第三章 探索と回避
見慣れない物に対する怖れ 「不可解」な事物は怖れをひきおこす 新しい物への反感と保守主義 新しい怠けもの説への疑問 新奇な事物の探索
質問による情報収集 応答性と愛着の形成
第四章 知的好奇心と向上心
二つの知的好奇心 楽しい経験としての学習 好奇心と向上心 社会的相互交渉
第五章 未成熟の効用
遊びの機能 留巣性と離巣性 いちばんたよりない人間の赤ちゃん 生まれつきの行動のしくみ 遺伝的なしくみにかわる好奇心・向上心 向社会的動機づけと好奇心・向上心
第六章 幼児の知的教育
遊びと勉強は対立するか 幼児における旺盛な好奇心 トーキング・タイプライターによる学習 楽しい学習に必要な条件
第七章 知的好奇心を生かす授業
学習に内在する喜び 観察への興味を高める 知的好奇心をひきおこすには 知的好奇心を充足させるには
第八章 学習者中心の教育
授業のイメージ・チェンジ 学習者のイニシャティブの尊重を 学習者間の能動的相互交渉を 「参加者中心」のセミナー 教育改革をすすめる視点
第九章 「怠けもの」の社会的基盤
怠けものの心理学の基盤 疎外された労働 職人気質 疎外された教育 怠けものの心理学の弊害
第十章 擬似的内発性
疎外の進行と管理社会 「ものわかりのよい」管理者 生産性か人間らしさか 人間的個別化
人名解説/文献案内