――あの人、ええ顔になってる。うまいトシのとりかたをしてる……いいなあ。いい顔になったなあ。
過ぎゆく青春の余韻を楽しみ、「キラキラ」ではなく「グツグツ」生き、真剣に「ヨタ」り、老いてこそ好奇心旺盛に、人を楽しませ自分も楽しむ――。
「こう考えたほうが世の中生きやすいということを、小説に書いてきたつもり」という著者が、折々に綴った女性の生き方をめぐる随筆を精選。
肩の力をぬいて、みんながイイ顔になりますように!
〈巻末エッセイ〉佐藤愛子「お聖さんの幸福」
〈解説〉原田ひ香
【目次】
Ⅰ 女のイイ顔
とりあえずお昼/キラキラ生きる?/バラ色の人生/可愛い女からいい女へ/女のイイ顔/マンガになる顔/神戸の女性たち/幸福について―かるく一杯/私、これが好き―かるく一杯/女の自然
Ⅱ 結婚は楽し
恋愛の性・結婚の性/別れも楽し/おすすめ三十代結婚/「へーえ」の銀婚/
Ⅲ 老いてなおバラ色
老いる/オバンの夢/熟年と出家/「とんだりはねたり」と老いの花/「ヨタ」に生きる/乗り換えの多い旅/老いの現場報告/そのときはそのとき/九十年ひとむかし/万夫みな可憐―わが〈おっちゃん〉を見送るの記
Ⅳ 独りも楽し
また、可/……(テンテン)/日本の後家/独楽/彼の口癖
Ⅴ 我が頭なでてやる
書くことに捧げた私の「夢見子」人生/人生の贈りもの/我が頭なでてやる―幸せのヒント