日本陸海軍の近代史

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日本が国際環境の大きな変動を受けて近代化をめざすなか、近代国家の一組織としての軍が、時代の価値観や思想、雰囲気や作法などを吸収し、自らを変化させていく過程を描く。軍という組織が、国家、国民、天皇の軍隊として変貌していく視点から日本の近代を考察する。
目次
序章 日本陸海軍の近代史(黒沢文貴:東京女子大学名誉教授)

第一部 政府・議会と軍――政軍関係の文脈
第1章 徴兵令と外征をめぐる政軍関係――正院・左院・陸軍省と旧藩兵(大島明子:東京女子大学非常勤講師)
第2章 文官総督と台湾軍――原敬内閣期の政軍関係(大江洋代:東京女子大学現代教養学部准教授)
第3章 政党内閣期の海軍の議会対策(太田 久元:立教大学立教学院史資料センター助教)

第二部 民衆・社会と軍――民軍関係の文脈
第4章 日本海軍の大正デモクラシー認識(小磯隆広:防衛大学校人文社会科学群准教授)
第5章 日本陸軍の宣伝と恤兵――満洲事変における陸軍恤兵部の活動(石原 豪:明治大学文学部兼任講師)
第6章 『小説日米未来戦記』押収事件とその影響(藤田 俊:北九州市立大学基盤教育センター准教授)

第三部 戦争と軍――戦争指導の文脈
第7章 日本海軍と総力戦(相澤 淳:元防衛大学校防衛学教育学群教授)
第8章 1930年代における海軍権力構造と軍事輔弼体制の変動――元帥府・元帥の視点から(飯島直樹:釧路公立大学経済学部講師)
第9章 軍事指導者としての天皇(黒沢文貴)

第四部 国際的文脈における軍
第10章 万国医学会と日本陸軍軍医(日向玲理:青山学院大学青山学院史研究所助教)
第11章 華北駐屯アメリカ軍の撤退と支那駐屯軍(櫻井良樹:麗澤大学国際学部教授)
第12章 日本軍の捕虜処遇と「文化差」――歴史と歴史コンテンツの相剋(小菅信子:山梨学院大学法学部教授)
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