はじめに
第Ⅰ部 帰属と移動
第1章 「異人」との出会い――移動の契機と不安と
第2章 旅する人々の系譜――移動民が表象するもの
第3章 ブランコ・行進・汽車ごっこ――水準器に映る平衡と運動
第4章 移動する詩人/書き直される土地――トールン人詩群をめぐって
コラム1 二つの世界の間 'Lightnings viii'
第Ⅱ部 暴力と詩作
第5章 骨に書かれた文様――ヴァイキングのダブリンと詩人の転機
第6章 蝶番としての詩――「三幅対」に見る紛争のヴィジョン
第7章 不在の大気――「グランモー・ソネッツ」と詩の萌芽
コラム2 詩人のしごと 'The Haw Lantern'
第Ⅲ部 対話としての詩
第8章 「ともに食卓を囲むことの叶わぬ友人たち」――イェイツとヒーニーのエレジーを読み直す
第9章 対面の構図――『幻視』における父との再会
第10章 「閉じぬ扉を背にして」――拡大する暴力と詩人の位置
コラム3 扉は開いている 'The door was open and the house was dark'
軌跡としての詩作――結びにかえて