関ケ原の戦いは終わった。
敗れた側の西軍についた真田昌幸と信繁(幸村)は、紀州・九度山での暮らしを余儀なくされる。鈴木右近は、主君・信之の命で、家来の榛名大吉、従僕の権蔵とともに、2人のもとへ品々を届ける旅を続けていた。
一方、剣の師・柳生宗章は新たな居場所を求め、西国へ。飄々として、何を考えているのか分からず、いつも右近をからかい、叱り、鍛えてきた宗章。
その師を訪ねて右近が向かった先で、思いもよらぬ騒動が待ち受ける。
背負うのは、宗章から授かった全長七尺一寸(約2m15㎝)、刀身四尺八寸(約145.4cm)の野太刀。
六尺二寸(約188㎝)の右近と、柳生新陰流の剣豪・宗章。2人を待ち受ける、最大の危機とは――。
右近の想いが、師との関係の中で最も激しく噴き出す第3弾!