関ケ原から3年。
20歳になった鈴木右近は、真田信之に仕える武士として各地を駆け回っていた。
身の丈六尺二寸(約188㎝)の大男。背には長大な野太刀。口が悪く、頑固で、愛想もない。
ところが、困っている者を見ると放っておけない。
そんな右近の胸には、ひとつだけ消えないものがある。両親を死に追いやった叔父・中山九兵衛への仇討ちだ。
長年追い続けてきた九兵衛の手がかりを求めるうち、右近は思いもよらない人物と出会う。
親の仇の、娘だった。
仇を追う右近。流人となった真田昌幸。そして、敵の血を引く少女。
これまでまっすぐだった右近の「純情」が、大きく揺れ始めるシリーズ最大の転換点、第4弾!