これからの時代、作業が速いだけでは差がつきにくくなる。文章を書く。資料をつくる。情報を調べる。数字を整理する。こうした仕事の多くは、AIがしてくれる。「作業そのものの価値」が相対的に下がるなか、言われたことを正確にこなすだけでは不十分だ。経営者の視点を持ち、自ら考え、判断することが重要だ。経営者という言葉は、社長や創業者だ
けを指すものではない。本書では経営者を、「会社の重要なことを決めることに参加する人」と定義する。判断材料をそろえ、現場の課題を見つけ、数字を読み解き、改善案を出す。どんなに小さなことでもかまわない。自分で決められる領域を少しずつ広げていく。