発展途上国からIT先進国へ
外資の積極的誘致、アメリカのマスコミとの戦い、
対マレーシア関係の浮き沈み、日本からの教訓──
シンガポール独立から2000年まで、数々の難題を克服してきた指導者
リー・クアンユーの感動的自伝。
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アジアの経済発展を通じ私が得た結論はよい政治には、よい人間が必要だということである。政治のシステムがいかに立派でも、指導者がよくないと国民が多大の迷惑を被る。私は英国やフランスの植民地政策の結果生まれた八十を超える政権が失敗に終わるのを見てきた。それは組織自体の欠陥によるものではなく、民主主義政治を推進するための条件が整っていなかったからである。(中略)シンガポールに幸運だったのは、開発途上国としては能力のある人材を擁していたことだ。シンガポール自身の人材に加え、教育、雇用、ビジネスチャンスなどを求めてやってきた能力のある人々が力を発揮した。(本書より)
※本書は2000年9月に刊行された同名書の単行本の新装版です。