• 発売日:2025/12/19
  • 出版社:日経BP
  • ISBN:9784296209934

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採用一新 さらば! ガクチカ頼み

採用一新 さらば! ガクチカ頼み

通常価格 2,420 円(税込)
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  • 発売日:2025/12/19
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商品説明
 ベストセラー『人事と採用のセオリー』の著者である曽和利光氏と『なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?』の著者である辻太一朗氏による最新の「就活&採用本」が登場。テーマは「盛らなくていい就活」です。
「学生時代はサークルで代表を務めていました」――。1990年代後半以降、日本の新卒採用は「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」「自己PR」による“語らせる就活”が定着してきました。学生はサークルやアルバイトで「盛れるエピソード」を用意し、企業は「話しぶり」や「インパクト」で判断する。しかしその構造は、誠実な学生を不利にし、近年では生成AIによる“即席エピソード”の普及で、面接やESの信頼性自体が失われつつあります。
 本書(人事向け)は、その構造的課題を可視化し、企業が再現性ある人材を選ぶために、学業行動(履修・出席・課題対応など)を新たな評価軸とする「学ポタ(学業ポータブルスキル)」の概念を提案するものです。
目次
第1章 「盛る就活」の終わりのはじまり‐
~なぜ就活で嘘をつくのが常識になったのか
「ガクチカ」が広まった背景
自由すぎた大学が"就活エピソード主義"を育てた
ESとテストが、"話せる学生"を量産した
"盛る力"が就活準備の核心になった
生成AIが"就活の物語"を無効化した
企業も学生も、"話す就活"に限界を感じている

第2章 印象と演出の限界:「事実」で選ぶ採用へ
演出ではなく"事実"を見ることが、なぜこれほど難しいのか
テストも絶対的には信用できない時代へ ― 対策が前提の"演出試験"
選考は「事実に基づく行動」から始めよう

第3章 「見る」から「育てる」へ:採用の再定義
採用は"選別"ではなく、学生への社会からのメッセージ
企業の評価軸が学生の努力の評価軸を変える
「学び続ける力」が欲しいなら、「学び」の過程を見よ
なぜ大学の「学び」は、企業で評価されにくいのか?
学びの場としての大学の本質に立ち返る

第4章 大学はすでに変わっている:
学業行動から社会人としての力が読み取れる理由
大学での学び方は大きく変わった。日々の努力が必要な理由
「楽単」から「価値を感じる授業」へ。変わる授業選びの軸
受動から能動へ。講義も評価も変化している
見るべきは授業名でも成績でもなく、取り組み方

第5章 サークルやアルバイトより、学業経験が仕事に近い理由
学業は「やらなければいけないこと」、仕事も「やらなければいけないこと」
学業は長期間、仕事も長距離走
学業は自分一人にかかっている。すべては自分の行動、自分の成果
学業は証拠が残る

第6章 「学ポタ」が広げる、すべての学生の可能性
「学生時代に力を入れたこと」に学業を挙げられない現状
「学ポタ」は、ありふれた行動から、誰にでも潜む"仕事力の萌芽"を引き出すフレーム
アンケート調査で明らかになった「学ポタ」の傾向
業界ごとに求められる「学ポタ」の違い
「学ポタ」は学生同士の比較もしやすい
コラム:「学ポタ」を広める履修DB-α

第7章 「学ポタ面接」で変える、たった数分の問いかけ革命
「あと3分」で変わる視点:ガクチカや志望動機への「学ポタ一言」の効能
「構造化面接+学ポタ」の設計例:エピソードと事実のハイブリッド型面接へ
選考ステップ別・「学ポタ」の活用ポイント集
学生の本音:「学ポタ質問」は、むしろありがたい
「学ポタ」確認が"歩留まり"を変える理由
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