■序章
■第1章 人類への歩み
地球の歴史にみる人類
動物学的な視点で見る人類
■第2章 人類と2足歩行
・2足歩行の獲得
・4足歩行と2足歩行の違い
■第3章 骨格系にみる直立の影響
・ヒトの直立のメリット・デメリット
シグモイドカーブを手に入れた 脊柱
Σカーブが喪失した 下肢骨
上下が小さく、左右が広くなった 骨盤
負荷が大きくなった 股関節
荷重分散率の低下により負荷が増大した 膝関節
トラス構造を発達させた 足底
■第4章 筋系にみる直立の影響
・3種類の筋が存在する筋系
捻じれた 大胸筋
捻じれた 広背筋
活用される機会が限定的になった 上腕三頭筋
退化の途中? 長掌筋
収縮力のロスが大きくなった 殿筋
重力に抗って余分な力が必要になった 大腰筋
小さく萎縮した 足底筋
退化してしまった 胸骨筋
■第5章 内臓系にみる直立の影響
・食物を消化し、栄養を吸収する消化器
胃下垂が起こりやすくなった 胃
便秘の原因となりやすくなった 大腸
・血液・リンパ液を循環させる循環器
浮腫みの原因となりやすくなった 心臓・静脈
■第6章 人体進化にみる不可思議さ
・直立の影響でない人体の不可思議
神経を引きずりながら後ろへ移動した 横隔膜
不合理な迂回路を辿る 迷走神経
光を直接的に感知できなくなった 松果体
■第7章 人類のこれから
・科学の利便性と脳
・利便性が脳に与える影響