あなたの従順な妻になんか、
わたしはならないわ!
10年前に母を、そして父を相次いで亡くした二十歳のリーガンは、
短大を卒業し、さる大富豪の屋敷に住み込みで働くことになった。
ところが、コーンウォールの断崖に立つその屋敷に着いたとき、
面接時に雇い主だと思っていた人物が、使用人にすぎないことが判明。
本当の雇い主は、ギリシア大富豪アンドレアス・ヴァティス――
10年前、リーガンの父に妻を奪われ、破滅させられた男だった。
アンドレアスは冷たい瞳に蔑みの炎を燃えたぎらせ、言い放った!
「ぼくは君をおびき寄せたんだ。君の父親に奪われた妻の代わりに、
ぼくの息子を産んでもらう。このヴァティス王国の後継者を」
妻になるのがいやなら愛人になるまでだとリーガンに告げるアンドレアス。さらに、もしも逃げたりしたら、君の父親の汚い過去を公表すると脅し、だから君は従順な妻になると断言します。この傲慢な大富豪の愛なき結婚の罠に包囲されたリーガンの決断やいかに?