人知れずこの子を産む――
私の選択肢は、それしかない。
キンバリーは世界的な大実業家ハリソンの弟と婚約していたが、
ハリソンに「弟との結婚を取りやめてくれたら、慰謝料を出そう。
君は弟にふさわしい女性ではない」と言われ、強引に唇を奪われた。
軽蔑に値する女の烙印を押すかのような酷い扱いに怒るべきなのに、
彼のキスに舞いあがってしまった自分が、キンバリーは恨めしかった。
結局、もう二度と会わないために、彼の要求に従って婚約破棄をした。
だが2年後、ハリソンと再会してまたも強引な誘いを受け、
ついに純潔を捧げてしまう。彼が約束したのは、一夜限りの関係なのに。
やがてキンバリーは妊娠に気づき、悩んだ末、極秘での出産を決めた。
ところが出産が迫った頃、なんとハリソンが家に訪ねてきた――!
1988年にロマンス作家としてのキャリアをスタートさせたシャロン・ケンドリック。デビューから7年後に書き上げた珠玉のシークレットベビー物語をお届けします! 不意に訪ねてきたハリソンに妊婦姿を見られまいと頑張るキンバリーでしたが、突然陣痛が起き……。