あのときの優しさは、夢だったの?
運命の再会と思ったのは、私だけ……。
平凡な見た目で控えめだけれど働き者の看護師キャロライン。
同僚に頼まれた小包の届け先で、高級車に乗るすてきな男性、
マリウス・ファン・ハウベンと出逢い、恋に落ちた。
ハンサムな彼に見とれて階段を踏み外し、ぶざまに転んだ彼女を、
彼は優しく助け起こし、屋敷で手当てしてくれたのだ。
ここアムステルダムには休暇で訪れただけで、私は帰国するのに、
彼の面影が忘れられなくなっているなんて……。
ところがその後、彼女の働く病院に高名な医師としてマリウスが現れた!
けれども、驚きと喜びに顔を輝かせたキャロラインが笑いかけても、
マリウスはにこりともしない。彼、私のこと、覚えていないのかしら?
ベティ・ニールズの名作である本書の原題を訳すと“100万人に1人の女の子”で、見た目は平凡だけれど、ヒーローにとっては特別な存在となるヒロインの物語です。終盤に登場する、ヒロインの台詞「何をお望みですの?」に対するヒーローの答えが秀逸です!