初恋のあなたを、ずっと待っていた。
あの約束をひたすらに信じて。
若き財界の名士で美術収集家のジム・ニールソンが来る――
ベスは恋い焦がれた彼と15年ぶりに会うため、美術の展示会場を訪れた。
かつてジェイミーと呼ばれた彼はいまはジムと名乗り、
世間では“理想の花婿候補第1位”の大富豪と騒がれている。
でも彼女の記憶の中の彼は、最後に見た15歳の少年のままだった。
今日ベスが会いに来たのは、彼がいつか迎えに来ると言って別れたきり、
ずっと音信不通だった理由をどうしても知りたかったから。
ジェイミー、私を見て。私を思い出して! ベスは心の中で叫んだ。
ところが彼は誰だか気づく様子もなく、彼女をベッドに誘ってきた。
傷つきつつも、一夜を共にしたあとで、ベスが正体を明かすと……。
年の離れた末弟の母親代わりをしながら、初恋の人ジェイミーとの再会を待ちわびてきたベス。ベッドを共にした翌朝、自分を心から愛してくれたかつての誠実な“ジェイミー”はもういないと気づき、ベスは去りますが、その後、二人の思い出の地に彼が現れて――。