「私、夫なんかほしくないんです!」
「僕も妻はいらない」
コリーは全財産を継母に取られ、家も出ていくよう迫られた。
自活するため経験もない秘書の面接を受けるが、うまくいかない。
帰りかけたとき、社長サイラスに呼び止められた。
「きみにもっとふさわしい仕事がある」ダークブルーの瞳に
妖しい光をたたえた彼は、会社を守るため妻が必要なのだという。
そしてコリーに、思いもよらない契約結婚を持ちかけてきた。
いくら生活苦から救われても、そんな形だけの夫婦なんて……。
彼の魅力に抗えず花嫁となったコリーは“夫”に想いを募らせ、
徹底して冷淡なサイラスに、傷つき苦しむことになるというのに。