ヤマト王権を支えたのは、海を越えてきた文化だった。
畿内中心の歴史観では見えない、「こしの都」の豊かな古代史に迫る!
古代日本において大陸文化の入口として栄え、国家形成の礎を担った越前(福井)の地「こしの都」。日本海を通じて鍍金や紙などの先進技術、仏教思想がいち早くもたらされたこの地は、継体天皇を輩出し、当時の日本で富み、栄えた地域の一つであった。
本書は、この「こしの都」の歴史的実相を、伝承・文献・考古資料を通して立体的に描き出す。越前福井の歴史研究の第一人者・青木豊昭氏の研究成果を軸に、日本古代史の上田正昭氏、韓国百済研究の李夕湖氏といった第一級の碩学たちによる視点を交え、渡来文化の受容と地域社会の発展をひもとく。
長年地域で推進されてきた文化事業の貴重な講演録や寄稿、歴史鼎談などの軌跡を集大成。郷土に息づく信仰や産業のルーツを探り、日本史を東アジア世界との交流のなかで捉え直す。
後世に語り継ぐべき地域の誇りをB5判・上製本の重厚な造本に収めた、研究者・図書館、古代史・郷土史ファン必携の永久保存版資料。