待望の第4巻にして、本シリーズの完結編である。
前3巻は何をなすべきかを主題とし、ソフトウェア工学管理活動に必要な3つの能力を扱った(第3巻「ワインバーグのシステム行動法」)。
本巻では、組織変革という課題を扱う。つまり、前3巻のすべてのツールを用いて、その結果健全な工学概念を理解し実践するばかりでなく、将来にわたってそれを継続できる組織に変革するには、どのように管理すればよいのかが主題となる。
まだ前3巻をお読みになっていない読者はぜひ先にそれらにあたっていただきたい。どんな順序で読まれてもよいが、この巻だけは最後に読んでほしい。 目覚しい品質と生産性の向上を、読者の組織においてまさに実現可能とするための、ソフトウェア工学に対する支援環境の創造を、この本は目的としている。とてつもなく困難な道のりではあるが、読者の挑戦を切望する。
[原著 Gerald M. Weinberg: Quality Software Management Vol.4、 Anticipating Change、 Dorset House Pub. Co.、 1997]