本書は、自由物体線図に基づく運動方程式の導出を出発点として、振動工学を基礎から応用まで体系的に学べる教科書である。1自由度系から多自由度系の集中定数系、さらに弦・軸・棒・はりなどの連続体に至るまでを、一貫した力学的視点のもとで解説している。
豊富な例題を通して、運動方程式の導出から解析解および数値解の求め方までを段階的に学べる構成とし、理論と計算手法の両面を効率よく修得できるよう工夫した。また、「演習問題の詳解」をWebサイトに掲載し、自学自習にも対応している。
第3版では、重要公式を章末一覧として整理するとともに、振動現象を視覚的に理解するための3次元表示図を追加した。さらに、各章の例題に対応したMATLABプログラム(全23本)をWebサイトに公開し、振動応答の可視化や数値解析手法の習得を支援している。加えて、「専門用語集」を掲載し、振動工学に関する用語の理解を深められるようにした。