- 発売日:2026/07/27
- 出版社:共立出版
- ISBN:9784320094505
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創造性の敵
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商品説明
何があなたの創造性を奪うのか。
才能や習慣の話ではない、誰もが直面する「敵」と向き合うための認知科学。
「アイデアが出ない」「よい発想が生まれない」
そんなとき、私たちはつい「自分には才能がない」「努力が足りない」と自分自身を責めてしまいがちだ。しかし、そこには見落とされがちな別の要因が潜んでいるかもしれない。
本書が注目するのは、創造性を「妨げる」側の存在である。誰もが気づかぬうちに向き合っている創造性の「敵」の実態を明らかにすることが、本書の出発点となる。偏見、苦手な他者、環境、窮屈な規則・制度、締め切り、停滞がもたらす退屈、そして生成AI。これらは才能や資質とは無関係に、日常のなかに潜む阻害要因である。
こうした阻害要因を、本書では認知科学・心理学の研究知見を軸に、美術などの創作現場や生成AIをめぐる社会的問題も視野に入れながら、専門外の読者にもわかりやすく読み解いていく。さらに、これらの「敵」を排除するのではなく、むしろ味方として活かすための実践的なアプローチも数多く紹介する。
「新しい何か(アイデア)を必要とする人はいつだって敵に囲まれている。しかしその敵こそがあなたの味方になるのだ。」
――『独学大全』著者 読書猿氏推薦!
才能や習慣の話ではない、誰もが直面する「敵」と向き合うための認知科学。
「アイデアが出ない」「よい発想が生まれない」
そんなとき、私たちはつい「自分には才能がない」「努力が足りない」と自分自身を責めてしまいがちだ。しかし、そこには見落とされがちな別の要因が潜んでいるかもしれない。
本書が注目するのは、創造性を「妨げる」側の存在である。誰もが気づかぬうちに向き合っている創造性の「敵」の実態を明らかにすることが、本書の出発点となる。偏見、苦手な他者、環境、窮屈な規則・制度、締め切り、停滞がもたらす退屈、そして生成AI。これらは才能や資質とは無関係に、日常のなかに潜む阻害要因である。
こうした阻害要因を、本書では認知科学・心理学の研究知見を軸に、美術などの創作現場や生成AIをめぐる社会的問題も視野に入れながら、専門外の読者にもわかりやすく読み解いていく。さらに、これらの「敵」を排除するのではなく、むしろ味方として活かすための実践的なアプローチも数多く紹介する。
「新しい何か(アイデア)を必要とする人はいつだって敵に囲まれている。しかしその敵こそがあなたの味方になるのだ。」
――『独学大全』著者 読書猿氏推薦!
目次
第1章 創造性の敵1:周囲にはびこる偏見
制約からの脱却:制約の動的緩和理論/自身に向けられた偏見とセルフハンディキャッピング/高齢者を縛る偏見/私たちは創造性をどう思っているのか/クリエイティブセルフ(創造的自己)/私たちは創造性についての自己意識が低い
<コラム>偉人の言うことが正しいとはかぎらない
第2章 創造性の敵2:他者
他者による脅威① 否定される恐怖と失敗を許さない空気/失敗に寛容であることの効果/他者による脅威② 権威/他者による脅威③ 比較と諦め・怠惰/他者による脅威④ イエスマン/そもそもつるむ必要があるのか/何もしなくてもただ居てくれるだけでいい:「レンタルなんもしない人」/「みんな違ってみんないい」だけでは済まない
<コラム>ヒトは幼いころから権威に従順/創造性の神経科学的知見の功罪/皮肉なつながり『Woodstock 2017』/ブレインストーミングは意外と難しい
第3章 創造性の敵3:目に見える環境
言葉どおりに「枠の外」に出よ/思わぬ創造性の敵:掃除・片づけ/外に出て、壮大な自然に触れよ/閉じこもっていては、できないこと:身体を使って気づく
<コラム>遠隔連想課題/作品も枠から出して直接見たい/自然を観賞することの効果/美術館に足を運び、身体を使って鑑賞する
第4章 創造性の敵4:目に見えない環境(煩雑なルール・手続き)
CIAのサボタージュ・マニュアル/グラフィカルプログラミングツールが照らし出す子どもの創造性/煩雑な手続きが思考力を奪う/煩雑な縛りのない場としてのBuilding 20/シームレスな学習環境としてのラーニングコモンズ/枠から外れた子どもの可能性:東大先端研ROCKET プロジェクトから/ルールから解き放たれて集中力を発揮する子どもたち
<コラム>書類のバケツリレー/学術の世界でも
第5章 創造性の敵5:時間
締め切りは創造性の敵か/タイパ、コスパを優先する文化/ゴングに逃げない覚悟が生む創造性/短絡的な「すっきり」に逃げない:ネガティブ・ケイパビリティ
<コラム>回り道でしか楽しめないこと ――絵画の鑑賞場面から/ウミガメのスープ
第6章 生成AIは創造性の敵となるか
言葉を綴る人工知能/絵を描く人工知能/生成AIが抱える問題① AI学習の扱いと悪用/生成AIが抱える問題② 未知のものへの拒否反応/AIにあるものと人にあるもの:ネガティブケイパビリティと問題発見
<コラム>ノイズから意味を生み出す私たち/創作は人だけのものか?/生成AIへの希望と課題
第7章 停滞と退屈は創造性の敵か味方か
退屈は無駄な体験ではない:停滞の裏で起きている変化/行き詰って退屈なら逃げてもよい/退屈が教えてくれること:現状の見直し/退屈は創造に必要な心の痛み/退屈や停滞の先に見えるもの:鑑賞プログラム「饒舌な常設」から/再びAIにあるものと人にあるもの:退屈する心
<コラム>ゾーンと意欲と評価不安/退屈と面倒に勝る楽しみを付与して乗り切る/彷徨う心が生み出す、内なる他者
第8章 生成AIを創作の味方につける
小説での生成AIの利活用/絵画・映像での生成AIの利活用/俳句で人間と生成AIの協創を試みる/共創相手であり、競争相手でもあるAI
<コラム>言語化を経ることで起きること
第9章 他者の力を借りる
仲間がいることで生じる効果/周囲の他者の存在は励みになる/協同する他者は必ずしも実在しなくてもよい/私たちのお節介で揚げ足取りなところを活かす/摩擦・対立は悪いことか?/あえて怖い相手と向き合う
<コラム>「裏切り者検知」/概念の見直しを迫るヨシヒコ選手/本当に空想の相手でもよいのか?
第10章 ルールを逆手にとる
縛られるのが楽しい/子どもの自治とルールが創造性を育てる/ルールをすり抜けることで生まれる創造性
<コラム>ルールを変えて壁を超える「ゆるスポーツ」
第11章 時間に追われるのではなく、背中を押してもらう
追いつめられて見直す自己/締め切りという「チーム共通の敵」が生み出す意欲/締め切りが目標を意識させる/目標状態からの逆算「未来洞察」/タイパの計算も時には重要
第12章 厳しい環境を切り拓く
閉じた空間が良い場合もある/不自由な状況が良い場合もある/不便な場所が良い場合もある① 再びBuilding 20/不便な場所が良い場合もある② スティーブ・ジョブズの幻のオフィス/環境をカスタマイズする① 置くと良いもの/環境をカスタマイズする② 片づけたほうが良いもの/不便な道具が良い場合もある
第13章 偏見と思い込みで気持ちを切り替える
ブランドイメージを使う/衣装を纏って演じる/他人のアバターを纏う/状況や設定を思い込む/思い込みを力に変える
第14章 創造性の真の敵
<コラム>不確かでなぜ悪い ――絵画や音楽で偶然を活かす作家たち
あとがき
参考文献/索引
制約からの脱却:制約の動的緩和理論/自身に向けられた偏見とセルフハンディキャッピング/高齢者を縛る偏見/私たちは創造性をどう思っているのか/クリエイティブセルフ(創造的自己)/私たちは創造性についての自己意識が低い
<コラム>偉人の言うことが正しいとはかぎらない
第2章 創造性の敵2:他者
他者による脅威① 否定される恐怖と失敗を許さない空気/失敗に寛容であることの効果/他者による脅威② 権威/他者による脅威③ 比較と諦め・怠惰/他者による脅威④ イエスマン/そもそもつるむ必要があるのか/何もしなくてもただ居てくれるだけでいい:「レンタルなんもしない人」/「みんな違ってみんないい」だけでは済まない
<コラム>ヒトは幼いころから権威に従順/創造性の神経科学的知見の功罪/皮肉なつながり『Woodstock 2017』/ブレインストーミングは意外と難しい
第3章 創造性の敵3:目に見える環境
言葉どおりに「枠の外」に出よ/思わぬ創造性の敵:掃除・片づけ/外に出て、壮大な自然に触れよ/閉じこもっていては、できないこと:身体を使って気づく
<コラム>遠隔連想課題/作品も枠から出して直接見たい/自然を観賞することの効果/美術館に足を運び、身体を使って鑑賞する
第4章 創造性の敵4:目に見えない環境(煩雑なルール・手続き)
CIAのサボタージュ・マニュアル/グラフィカルプログラミングツールが照らし出す子どもの創造性/煩雑な手続きが思考力を奪う/煩雑な縛りのない場としてのBuilding 20/シームレスな学習環境としてのラーニングコモンズ/枠から外れた子どもの可能性:東大先端研ROCKET プロジェクトから/ルールから解き放たれて集中力を発揮する子どもたち
<コラム>書類のバケツリレー/学術の世界でも
第5章 創造性の敵5:時間
締め切りは創造性の敵か/タイパ、コスパを優先する文化/ゴングに逃げない覚悟が生む創造性/短絡的な「すっきり」に逃げない:ネガティブ・ケイパビリティ
<コラム>回り道でしか楽しめないこと ――絵画の鑑賞場面から/ウミガメのスープ
第6章 生成AIは創造性の敵となるか
言葉を綴る人工知能/絵を描く人工知能/生成AIが抱える問題① AI学習の扱いと悪用/生成AIが抱える問題② 未知のものへの拒否反応/AIにあるものと人にあるもの:ネガティブケイパビリティと問題発見
<コラム>ノイズから意味を生み出す私たち/創作は人だけのものか?/生成AIへの希望と課題
第7章 停滞と退屈は創造性の敵か味方か
退屈は無駄な体験ではない:停滞の裏で起きている変化/行き詰って退屈なら逃げてもよい/退屈が教えてくれること:現状の見直し/退屈は創造に必要な心の痛み/退屈や停滞の先に見えるもの:鑑賞プログラム「饒舌な常設」から/再びAIにあるものと人にあるもの:退屈する心
<コラム>ゾーンと意欲と評価不安/退屈と面倒に勝る楽しみを付与して乗り切る/彷徨う心が生み出す、内なる他者
第8章 生成AIを創作の味方につける
小説での生成AIの利活用/絵画・映像での生成AIの利活用/俳句で人間と生成AIの協創を試みる/共創相手であり、競争相手でもあるAI
<コラム>言語化を経ることで起きること
第9章 他者の力を借りる
仲間がいることで生じる効果/周囲の他者の存在は励みになる/協同する他者は必ずしも実在しなくてもよい/私たちのお節介で揚げ足取りなところを活かす/摩擦・対立は悪いことか?/あえて怖い相手と向き合う
<コラム>「裏切り者検知」/概念の見直しを迫るヨシヒコ選手/本当に空想の相手でもよいのか?
第10章 ルールを逆手にとる
縛られるのが楽しい/子どもの自治とルールが創造性を育てる/ルールをすり抜けることで生まれる創造性
<コラム>ルールを変えて壁を超える「ゆるスポーツ」
第11章 時間に追われるのではなく、背中を押してもらう
追いつめられて見直す自己/締め切りという「チーム共通の敵」が生み出す意欲/締め切りが目標を意識させる/目標状態からの逆算「未来洞察」/タイパの計算も時には重要
第12章 厳しい環境を切り拓く
閉じた空間が良い場合もある/不自由な状況が良い場合もある/不便な場所が良い場合もある① 再びBuilding 20/不便な場所が良い場合もある② スティーブ・ジョブズの幻のオフィス/環境をカスタマイズする① 置くと良いもの/環境をカスタマイズする② 片づけたほうが良いもの/不便な道具が良い場合もある
第13章 偏見と思い込みで気持ちを切り替える
ブランドイメージを使う/衣装を纏って演じる/他人のアバターを纏う/状況や設定を思い込む/思い込みを力に変える
第14章 創造性の真の敵
<コラム>不確かでなぜ悪い ――絵画や音楽で偶然を活かす作家たち
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