20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか 上

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商品説明
オックスフォードでメタ倫理学が発展してきた道筋を、研究の背景や文脈まで含めて紐解く。『メタ倫理学入門』の姉妹篇がついに登場!

倫理学における善・義務・徳といった概念のあり方を解明したり、そもそも倫理学とは何を主題としてどのようなアプローチで論じられるべきなのかを問い直したりするメタ倫理学。上巻ではムーアから出発してエア、オースティン、ヘア、フット、アンスコム、マードックらの理論について、世代ごとに相互の影響関係もあわせて描き出す。
目次
はしがき

第一章 倫理学と直観(1900-1930s)――ムーア、プリチャード、ロス
 1 ジョージ・エドワード・ムーア(1873-1958)
  1・1 倫理学はどんな問いに答えようとする学問か――『倫理学原理』
  1・2 善とは何か
  1・3 善いものはどうすれば増えるか
  1・4 どれが善いものか
 2 ハロルド・アーサー・プリチャード(1871-1947)
  2・1 義務を認識する――「道徳的義務の基礎とは何か」
  2・2 道 徳的義務は論証や証明の対象ではない――「道徳哲学は誤りにもとづいているか」
  2・3 義務の主観主義
 3 ウィリアム・デイヴィッド・ロス(1877-1971)
  3・1 「正」とはどういう意味か――『正と善』
  3・2 どれが正しい行いか
  3・3 善なるものを実現する義務
 4 直観主義の評価

第二章 倫理学と言語行為(1930-1950s)――エアとオースティン
 1 アルフレッド・ジュールズ・エア(1910-1989)
  1・1 哲学の目的――『言語・真理・論理』
  1・2 倫理学批判と情動主義
 2 ジョン・ラングショー・オースティン(1911-1960)
  2・1 倫理学の手前で発話を問う――「弁解の弁」
  2・2 記述的な発話と評価的な発話――『言語と行為』
 3 情動主義の評価

第三章 倫理学と道徳判断(1950-1970s①)――ヘアとフット
 1 リチャード・マーヴィン・ヘア(1919-2002)
  1・1 「私は何をなそうか」――『道徳の言語』
  1・2 道徳原則の決定と普遍化可能性
 2 フィリッパ・ルース・フット(ボザンケット)(1920-2010)
  2・1 道徳判断とはどんな判断か――「道徳的論証」・「道徳的信念」
  2・2 人間の生の在り方についての事実――『人間にとって善とは何か』
 3 ヘアとフットの評価

第四章 道徳判断を超えて(1950-1970s②)――アンスコムとマードック
 1 ガートルード・エリザベス・マーガレット・アンスコム(1919-2001)
  1・1 意図的な行為とは何か――『インテンション』
  1・2 道徳という概念は放棄されるべきか――「現代道徳哲学」
  1・3 約束という言語ゲームとアリストテレス的必然性
 2 アイリス・マードック(1919-1999)
  2・1 選択の倫理学とヴィジョンの倫理学――「道徳におけるヴィジョンと選択」
  2・2 愛の向かう先としての善――『善の至高性』
 3 アンスコムとマードックの評価

あとがき
参考文献
事項索引
人名索引

コラム
 オックスフォードのカレッジ(学寮)
 ホワイト道徳哲学教授職(White’s Professorship of Moral Philosophy)
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