私たちはただ一つの同じ生である。生は移動し、増殖し、変形する――まったく新しいエコロジーを導く、メタモルフォーゼの形而上学。
地を這う芋虫と宙を舞う蝶は、どんなに形態が異なっていても同じ生きものである。こうした昆虫の変態と同様、あらゆる生きものの身体は「ただ一つの同じ生」が入り込む、一時的で過渡的な形態なのだ。いま世界で注目を集める哲学者コッチャによる、生物種、土地、世代を超えたメタモルフォーゼの思考。
【原著】Emanuele Coccia, Metamorphoses(Rivages, 2020)