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戦争と平和の倫理学

戦争と平和の倫理学

福原 正人 (翻訳)
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商品説明
主権国家の暴力性を冷静かつ丁寧に分析し、現代正戦論の新たな可能性を探る。最新の論点まで網羅した戦争倫理の本格的な入門書。

戦争での殺人はなぜ許されるのか。そして正しい戦争はありうるのか。自衛や人道的介入から、テロリズム、ドローン、戦後処理等の最新の論点まで網羅し、正戦論と戦時国際法を問い直す複雑な議論を豊富な事例とともに分かりやすく解説。平和的解決か、それとも戦いへの備えか。答えを出す前に、まずは手にとるべき戦争倫理の入門書。
【原著】Helen Frowe, The Ethics of War and Peace, Third Edition(Routledge, 2022)
目次
概 要
謝 辞

はじめに
各章の概要

第1章 自衛
 比例性と必要性
 罪責説
 権利基底説
 責任説
 二重結果の原則
 他衛
 本章のまとめ

第2章 戦争と自衛
 国家と市民
 戦争法
 本章のまとめ

第3章 ユス・アド・ベルムの条件
 ユス・アド・ベルム
 正当原因と比例性
 本章のまとめ

第4章 正しい戦争?
 先制と予防
 懲罰戦争
 人道的介入
 本章のまとめ

第5章 ユス・イン・ベロの条件
 ユス・イン・ベロの理念
 ユス・イン・ベロのルール
 本章のまとめ

第6章 戦闘員の道徳的地位
 伝統的な見解
 戦闘員の道徳的不平等
 本章のまとめ

第7章 非戦闘員免除
 付随被害と二重結果の原則
 二重の結果と二重の意図
 二重結果の代替案
 リスク分配と人道的介入
 人間の盾
 難民
 本章のまとめ

第8章 非戦闘員免除への挑戦
 戦闘員と非戦闘員――線引きをすること
 非戦闘員免除の原則を越えて
 本章のまとめ

第9章 テロリズムの道徳的地位
 テロリズムとは何か?
 テロリズムの何が不正なのか?
 許容されるテロリズム?
 本章のまとめ

第10章 テロリスト、拷問、そして正戦論
 テロリストの法的地位
 テロリストの拷問
 本章のまとめ

第11章 遠隔戦争
 リスクのない戦争
 UAVと戦争での殺人
 態度の問題
 無謀性の問題
 頻発化の問題
 本章のまとめ

第12章 ユス・ポスト・ベルム
 戦争終結
 戦争犯罪
 本章のまとめ

訳者解説
訳者あとがき
用語集

索 引
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