略称表
序章 なぜ冷戦と「教育」なのか?
1.問題の設定
2.本書の構成
第1章 米国政府による教育援助・交流活動の起源──19世紀末から第二次世界大戦にかけて
1.第一次世界大戦以前アメリカの対外教育援助・交流活動に対する関わり
2.米国政府の広報外交の形成期──第一次世界大戦から第二次世界大戦まで
小括
第2章 トルーマン・アイゼンハワー政権と教育を通じた「広報外交」の平時化──対アフリカ教育援助・交流活動の策定過程を中心に
1.冷戦とトルーマン・アイゼンハワー政権期による平時の広報外交体制構築
2.スターリン死去に伴う米ソの外交姿勢の変化
3.対アフリカ外交の開始と教育援助・交流活動
小括
第3章 1960年代に至るアメリカの民間財団による対アフリカ教育援助と「英領東アフリカ植民地」
1.イギリスによる英領東アフリカ地域の教育制度構築の過程
2.第二次世界大戦後のアメリカの財団と東アフリカ高等教育に対する援助計画の策定
小括
第4章 ケネディ政権期の対東アフリカ高等教育援助・交流活動──対アフリカ政策の発展期
1.ケネディ政権の対アフリカ外交体制の成立と東アフリカの「高等教育」援助への姿勢
2.ケネディ政権期におけるフォード財団のアフリカに対する見方と政策方針の策定
3.1960年代初頭の東アフリカの高等教育体制と英米間の議論
4.ケネディ政権期アメリカの対東アフリカ高等教育援助
小括
第5章 ジョンソン政権前期(1964-66年)の対東アフリカ高等教育援助・交流活動
1.ジョンソン政権の東側諸国の活動に関する認識と政策形成──1964年から65年まで
2.1966年──「国際教育法(IEA)」および「コリー報告書」の策定とフォード財団の理事長交代
3.東アフリカの高等教育に対する働きかけ──英米関係、東アフリカ大学、留学生の受け入れ
小括
第6章 ジョンソン政権後期(1967-68年)の対東アフリカ高等教育援助・交流活動──英米の活動縮小と東アフリカの自立性の発露
1.1967年以降の米国政府による対東アフリカ教育援助・交流活動の概観
2.米国政府の対外教育援助縮小の理由
3.フォード財団の対東アフリカ教育援助──対外援助の縮小と、政府の予算縮小への反発
4.アメリカの対東アフリカ高等教育援助・交流活動は成功したのか?
小括
終章 「教育冷戦史」研究の構築へ向けて
1.本書の問題意識と分析視角の確認
2.アメリカの教育援助・交流活動の伝統──米国政府と民間組織の関係の変遷
3.1960年代の対東アフリカ教育援助・交流活動に見る政府機関と民間組織の関係性
4.東アフリカにおける英米関係──教育援助・交流活動をめぐる議論を手掛かりに
5.ジョンソンによる「偉大な社会の国際化」の意義
6.本研究のまとめと意義──冷戦史研究における新たなアクターの提示
参考文献一覧
あとがき
索引(人名/事項)