琉球列島の持続可能な発展と安全保障

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琉球列島の持続可能な発展と安全保障

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岐路に立つ琉球列島の持続可能な発展と安全保障のあり方を、「開発・基地・中国・台湾」という4つのキーワードから読み解く。

琉球列島を「対中抑止の最前線」から「平和と発展の島」へとベクトルを逆転させるため、「冷戦の島/軍事の島」から「開発/発展の島」へと変貌を遂げたと言われる金門島の事例、沖縄と台湾東部間で検討されてきた国際地域交流・開発構想、さらには「過去の平和的交流と繁栄の歴史・記憶を巡る旅:ブライトツーリズム」構想等を提案する。
目次

序章 沖縄返還・日中国交正常化50年――日中「1972年体制」の変質と琉球列島

第1章 「対中抑止のフロンティア」か「平和の緩衝地帯」か
 はじめに
 1.「対中抑止のフロンティア」としての琉球列島
 2.「平和の緩衝地帯」としての琉球列島
 おわりに

第2章 宮古島市長はなぜ腐敗したか?――開発と基地建設を巡る腐敗と反腐敗
 はじめに
 1.政策と計画:国境離島の位置付けと変容
 2.新基地建設を巡るアクターと制度:候補地選定と用地取得の特殊性
 3.宮古島市長汚職事件の発生
 4.再発防止のために何がなされたか?:事件の点検・検証
 5.琉球列島の「腐敗」の構造
 おわりに

第3章 「黒潮生活経済圏」は実現できるか?――越境地域開発協力と地域外交
 はじめに
 1.越境地域開発協力の枠組み
 2.「黒潮生活経済圏」構想の胎動
 3.金門島─福建省(厦門・福州・平潭)を軸とした両岸発展協力
 4.「万国津梁」と沖縄県の地域外交
 5.「与那国自立ビジョン」再考

第4章 東アジアの越境「ブライトツーリズム」――起源・記憶・発展
 はじめに
 1.「ニューツーリズム」の諸相と「ダークツーリズム」
 2.起源:琉球人はどこから来たのか?
 3.記憶:「万国津梁」と「海のシルクロード」
 4.発展:中国の発展政策と平潭総合実験区
 5.「ブライトツーリズム」のモデル化と実践への課題
 学校教育・社会教育・平和教育・国際理解教育の実践の場としてのブライトツーリズム
 おわりに:東アジアの持続可能な平和と発展に向けて

第5章 岐路に立つ国境離島の持続可能な発展と安全保障――与那国町長選挙を巡って
 はじめに
 1.与那国のこれまでの発展路線の変遷と葛藤
 2.2025年与那国町長選挙における争点
 3.「無医地区」化と安全保障強化のリンケージ
 おわりに

終章 国境離島を「平和と発展のフロンティア」へ転換できるか?

参考文献
あとがき
索引
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