まえがき
第1章 社会的ジレンマとは何か
1 個人の「正解」が社会の「失敗」を招くとき
2 社会的ジレンマ
3 なぜモデルを使うのか?(本書の立場)
第2章 協力はいかにして生まれるのか――社会関係が支えるジレンマの解決
1 社会的ジレンマの社会的解決
2 社会関係による解決
3 2人から社会へ
4 ゲーム理論は協力の説明に役立つのか?
第3章 流動的な関係で協力はいかに可能か
1 現代社会と社会的ジレンマ
2 コミュニティ・ユニオンでの助け合い
3 合同争議と社会的ジレンマ
4 ROSCAにおける協力のメカニズム
5 分析
6 残された課題
付録:コミュニティ・ユニオンに関する補足
第4章 流動性が生み出す協力――直接観察と集団評判のメカニズム
1 情報共有の問題
2 集団規模が変動する問題
3 まとめ
第5章 助け合いの場はどう語られ、意味づけられたのか――フリータンクにおける意味づけの分析
1 イントロダクション
2 協力行動とフレーミング
3 フレームの実証研究
4 事例
5 分析
6 結論・考察
第6章 助け合いの場はいかに守られたのか――意味づけとルール形成のダイナミクス
1 イントロダクション
2 データ
3 フリータンクに関する話題の分類
4 危機を通じたフリータンクの再定義
5 まとめ
第7章 「今度は自分の番だ!」――助け合いは連鎖するのか
1 今度は自分の番だ!(It’s my turn!)
2 事例
3 分析:現実の上流型間接互恵性をどう実証するか?
4 結果
5 メカニズムの検討
6 結論
第8章 協力はいかに成立するのか
1 社会的ジレンマ問題
2 協力を支える複数のメカニズム
3 意味づけとルール
4 現代社会における協力
参考文献
人名索引
事項索引