今なおアクチュアルな劇作家、シェイクスピア研究の最前線
今なお映像や舞台でアクチュアルに取り上げられ続けるシェイクスピアの多様な相貌を、生成AI、スピーチ・アクト、ジェンダー行為遂行性、人間中心主義、テクスト再構築などのキーワードを手掛かりに究明する。
<目次>
1 十八世紀を先駆けるか――第四フォリオ最新研究
2 ハイペリオンからタイタンへ――第一・二つ折本『タイタス・アンドロニカス』の誤植と原文復刻
3 自己愛の詩想とシェイクスピアのソネット
4 「女性の剣」――『ソリマンとパーセダの悲劇』におけるモノ・性・政治と所有について
5 『ヴェローナの二紳士』の道化と犬の場にみる紳士文化の風刺と人間中心主義への反発
6 「愛しい敵」の伝統を乗り越えて――ジュリエットによる行為遂行性の恋愛詩学
7 記憶の欠落とアクションの失態――『コリオレイナス』と英国ルネサンスの弁論術
8 シェイクスピア安売り合戦
9 生成AIはシェイクスピアをどう「読み」、どう訳すのか――『ハムレット』三幕一場の人間訳四種と生成AI訳四種の比較から