まえがき
第一章 陀羅尼とは何か
▼陀羅尼とは総持である▼四種の陀羅尼▼「三密」のひとつとして▼陀羅尼を意訳しない理由▼陀羅尼の頻出単語
第二章 般若心経・大般若経・法華経
■『般若心経』の真言
▼般若波羅密多に呼びかける
■『大般若経』の真言
▼大般若波羅蜜神咒▼般若聡明神咒▼般若不忘聞持神咒▼總持の妙薬とは
■『法華経』の陀羅尼
▼陀羅尼の伝承
第三章 大悲心陀羅尼
▼青頸観音に帰依する▼シヴァ神の神話▼「慈」と「悲」▼観音菩薩から授かる陀羅尼▼大悲心陀羅尼の効能▼観音菩薩への願い事▼「私は読誦しよう」
第四章 仏頂尊勝陀羅尼、消災妙吉祥陀羅尼
■仏頂尊勝陀羅尼
▼悪道への生まれ変わりを回避▼一句一句つぶさに伝授▼三界で最も勝れた仏陀▼身心を浄めて寿命を伸ばす▼仏頂尊勝陀羅尼の用法▼鬼をしりぞける陀羅尼▼甘露の法雨を灌(そそ)いで
■消災妙吉祥陀羅尼
▼自然への畏れと信仰
第五章 首楞厳陀羅尼
▼前世からの愛執を断ち切る▼英雄の行いと王の証▼仏教の先駆者たち▼バラモン教からの取り込み▼曼荼羅の五部▼曼荼羅の七主尊▼神々と災難の列挙▼強力な対抗呪文▼如来を招いて修行の完成を願う▼インツノモーモーシャー▼楞厳呪の功徳
第六章 甘露門
▼食事を普く施す▼救済されるべき者は誰か▼ほかならぬ私が施す▼食事提供の次第に沿って▼臨済宗に伝わる甘露門▼五如来の陀羅尼▼自ら菩提心を起こす▼特別な仏戒を授ける▼共に菩薩道を歩む▼仏の世界へ引導する▼仏の光を注ぐ▼そして救済する側へ▼もうひとつの甘露門▼大施食文の四陀羅尼▼五如来と七本塔婆▼盂蘭盆▼盂蘭盆の語源「ご飯」説
第七章 宝篋印陀羅尼
▼四面に如来の種子▼朽ち果てた塔が実は▼お釈迦様が流した涙▼如来の声を聞く▼悟らせ給え▼弁道安穏と諸災消除
第八章 如来部
■仏陀神咒
▼疫病退散▼諸仏の加護
■七仏宝号
▼七仏より前からある仏法▼七仏滅罪真言
■薬師如来
▼薬師如来の十二の誓い▼現地で働く十二神将▼薬師如来の三つの真言
■釈迦如来の種子
▼釈迦紋はなぜバク?▼種子の選び方▼三界を離れる▼三有斉しく資け
第九章 菩薩部
■地蔵真言
▼笑う地蔵▼耐え忍ぶこの世界で▼苦しみに寄り添い広げていく
■観音真言
▼「アーローリク」の謎▼蓮華の真言
■随願即得陀羅尼
▼白山妙理大権現▼省略した陀羅尼▼願いが叶う陀羅尼▼大悲による心願成就
■準提大明陀羅尼
▼龍樹菩薩讃準提大明陀羅尼▼女神から観音へ▼准胝観音の功徳▼修行者自身が本尊に
■十三仏真言
▼日本で成立した十三仏▼法事回数の増加▼法事の名称▼輪廻と祖先の間で
第十章 諸天善神
■大黒天真言
▼大国主神との習合▼大いなる時の中で
■諸天真言
▼名前が変わった韋駄天▼神々を統べる帝釈天▼説法をお願いした梵天▼四天王の中で最強の毘沙門天▼楽器と武器をもつ弁才天
■荒神真言
▼三つの荒神真言▼奇跡の震動
■龍神陀羅尼
▼善寳寺の龍神様▼龍王経▼施一切衆生安楽陀羅尼▼大慈行の功徳▼地球環境への意識をもつ
■金毘羅真言
▼ワニか夜叉か▼不動明王と天狗
■秋葉三尺坊真言
▼三尺坊大権現真言▼金勝陀羅尼▼般若の智慧で災いを乗り越える
■荼枳尼天真言
▼人食い鬼女だった荼枳尼▼キツネの登場と稲荷との習合▼持戒が生み出す法力
第十一章 修行
■洒水
▼結縁の洒水
■補闕真言
▼『金剛般若経』のもともとの真言▼もうひとつの補闕真言
■清浄真言
▼言葉の過ちを清める▼吉祥が汚れを取り除く理由▼「塵を払わん、垢を除かん」
参考文献
あとがき
▼言葉にできない思い▼正しさと効果を保証する信心
梵漢和対照テキスト
▼摩訶般若波羅蜜多心経▼大般若経巻五百七十八般若理趣分品▼妙法蓮華経陀羅尼品第二十六▼大悲心陀羅尼▼仏頂尊勝陀羅尼▼消災妙吉祥陀羅尼▼大仏頂万行首楞厳陀羅尼▼甘露門の陀羅尼▼宝筐印陀羅尼