くらーい よみちです。
おや、ぽわーんと
なにやら ぶきみなものが……
「これこれ、そこの きつねさん。
そう、きみだよ、きみ。
わたしが だれか わかるかなー?」
「えー、ひょっとして……
ひとだま……? ひえー!」
「じゃーん!
はくさいでしたー。
オホホホホー」
くらい夜道を歩くきつねの前で、ふしぎなできごとがはじまります。
出たり隠れたりするお月さまの光に照らされて、「自分はいったいだれでしょう?」とあらわれるのは、ちょっぴりこわくておかしな影たち。
ひとだま? かさおばけ?――と思いきや、その正体は野菜や食べもの!
つぎつぎに登場する影はどれもユニーク。
岡田よしたかさんお得意の見当はずれな予想と意外な答えがくり返され、まるでシルエットクイズのように読み手も一緒に考えて楽しめます。
でも、どうしてこんな暗い夜道に食べものたちが集まっているのでしょう……?
じつは、今日はパーティーがあると聞いて、きつねはびっくり。
「こんな夜道でパーティー?」
にぎやかに集まった食材たちは、おいしい料理へと姿を変え、やがて主役があらわれます。
ちょっぴりドキドキ、くすっと笑える展開と、クイズの楽しさがつまった一作。