「保守派憲法学者」という「鏡」から見た戦後憲法学
憲法無効論から首相公選論や緊急事態条項、そして集団的自衛権容認論まで、各々独自の主張を展開し、マスメディアなどにおいて「保守派憲法学者」と呼ばれた論者ら。かれらは、戦後憲法学において必ずしも正面から扱われてこなかった論点や視点を、提起してきました。本書は、憲法改正という今日においても最重要の政治的テーマをめぐるかれらの議論がどのようなものであったかを歴史的に跡付けることで、一括りにされがちな「保守派憲法学者」の多様性を示しつつ、改憲論に関する《固有と普遍》という新たな観方を提示。「戦後憲法学とは何であったか」をも逆照射する、渾身の一冊です。