2021年度からスタートした新たな教育カリキュラムに対応!
本書『地域福祉と包括的支援体制』は、これからの地域福祉を担う社会福祉士が、複雑で困難な課題に向き合うための基礎知識と実践の視点を身につけることを目的としている。まず、地域福祉の理念と歴史を振り返り、現代の地域社会が直面している課題を多角的に理解できるように構成している。その上で、包括的支援体制の構築に向けた政策動向や制度の枠組みを整理し、現場での実践例や手法を学んでいく。
地域福祉の実践は、「人と人をつなぐ」営みである。制度や仕組みだけではなく、その地域に暮らす人びとの思い、歴史、文化を理解し、尊重することが欠かせない。そして、どんなに優れた制度があっても、それを活かすのは現場で働く人の力量と姿勢、そして熱意である。本書を通して、読者が自らの専門性を高め、地域における実践の幅を広げていくきっかけとなればと願っている。