◆幻の名著にして“超科学のバイブル”
空中の怪光体、黒い雨、落下する氷塊、三角形の雲、不可解な古代遺物、消滅する人間、正体不明の怪物、失われた惑星……科学を顔色なからしめるかずかずの不可思議事象を満載し、読む人すべての驚異と興奮と思索を誘わずにおかぬ衝撃の古典大作。本書は超常現象の研究界はもちろん、発表されるや、怪奇・SF両小説界に多大な影響をあたえたことであまりにも名高い、その決定版的集大成である。
超常・超自然現象研究の世界的パイオニア、チャールズ・H・フォートは、生涯を通じ、欧米のあらゆる新聞・雑誌・学術文献を精力的に渉猟して、同時代の科学と科学者たちが言わばゴミ扱いにした非科学的・超科学的な体験談や目撃報告の収集と分析に一身を捧げた。
その研究は本書を筆頭に4巻から成る“チャールズ・フォートの書”として結実し、いまなお“超科学のバイブル”視されている。そこにはたんに無数の奇現象報告だけでなく、この世の森羅万象には物質と非物質、事実と非事実、存在と非存在などという区別はない――万物は連続する、という彼独特の過激な哲学が盛りこまれている。