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事物の感覚と魔術について

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商品説明
ルネサンス
百科全書的哲人による自然魔術の書

『太陽の都』で知られる、異端の修道士カンパネッラ
足かけ28年の獄中生活に物した主著の一冊、遂に完訳!

神を戴き、 天上界のマクロコスモスと地上界のミクロコスモスは照応する。「力」「愛」「知」を基本原理(プリマリタ)に、その視線は広く森羅万象へあらゆるものは「感覚」する。感覚なければ世界は混沌(カオス)と化する。神のもとに魔術は存在し、かたや似非魔術も存在し、カンパネッラはそれを暴く。魔術から科学へ、その移行期のルネサンス末期にあった「自然魔術」の大いなる隠微(オカルト)哲学体系。ヘルメス思想も色濃き、反アリストテレスの書。

「隠微(オカルト)哲学の驚くべき部分では、世界が生ける神と善智の像(かたち)で成っていて、森羅万象あらゆる部分やその粒子にも感覚が在る。その感覚は留意すべきほどに明暗が歴然とし、万事につけ一致点が見出せる。万物の理法や自然の秘密の幕の裡(うち)が明白になるのである」(本書「序」)
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