アトは、アフリカ・ガーナの自然豊かな村に住む、12歳の少年。夢は、アフリカ最大の野鳥保護区・ノマ島で開かれる「自然体験プログラム」に参加して、大地の守り人「アサフォ」になること。5年ぶりのプログラム開催と参加者募集に大興奮のアトは、親友のジファ、レスリーとともに、応募課題の自由研究に取り組みはじめる。有機農薬をつかって、野菜を育てるのだ。畑は、村のオアシス・トゥロの一角。すぐれた研究成果を出して、参加メンバーに選ばれてみせる! と、情熱を燃やすアト。しかし、そのころトゥロでは、草木や小さな生き物たちにつぎつぎと異変がおきていた。村の預言者は、悪しき霊の仕業だというが──。性格の異なる3人が時にはぶつかり、はげまし合いながら、勇気を出して真実をあきらかにしていく。今も人々の生活に迷信が深く根付いた土地で、恐れをのりこえ、あきらめずに正しいと思う道を進んでいく少年をたち生き生きと描いた成長物語。