設計のための発想力

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設計のための発想力
  • 発売日:2026/07/15
  • 出版社:コロナ社
  • ISBN:9784339047110

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設計のための発想力

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通常価格 3,300 円(税込)
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商品説明
【本書の紹介】
より良い生活や社会の実現,産業競争力の向上のための,新しい人工物の創造には,これまでにも増して優れた発想力が必要となっている。そこで筆者は本書を,設計やデザインのための発想力はどのような思考内容や過程であるかの“what is”と,発想力を高め発揮するにはどうすればいいかの“how to”の,2つの興味に応えることを意図して執筆した。
本書において筆者は,発想力を潜在的発想力と発想顕在化力という二つの要素でモデル化する。そして,意識と無意識,論理と直感などが組み合わさった複雑な思考活動である発想について理解するために,設計工学,認知心理学,認知神経科学などのさまざまな分野や,研究者,技術者,デザインや広告の発想の実践者の知見などを総合して,議論を展開している。その過程で,従来から語られていた優れた発想を得るための経験則と,脳の計測に基づく近年の認知神経科学の知見に,整合性が見いだされる点にも焦点を当てる。
本書では,抽象的な議論に偏らず,内容の理解を助けるための,具体的な事例を示すことを心掛けた。例えば,有名な「9点問題」,「天秤分銅問題」,「エレベータの待ち時間短縮の問題解決」や,筆者が考案した「棒立てかけ問題」などを通して,発想の性質や方法について考察している。また,設計における優れた発想の例として,機能,形状・構造,材料,加工法という観点から説明できる事例,アナロジー(自然や生物からの生物模倣,バイオミメティクスを含む)で説明できる事例,偶然や失敗が起点となった事例など,深い専門知識がなくても理解可能な事例を取り上げている。
さらに,アナロジー,チェックリスト,ブレインストーミング,ブレインライティング,KJ法,マインドマップ,TRIZなどの主要な発想法の解説に加え,近年急速に発展している生成AIについて,設計のツールと考えた場合のユーザビリティの観点からの考察を行っている。
研究,教育,実務などの目的,“what is”や“how to”などの興味で本書をお読みいただいた読者にとって,本書が設計のための発想力の理解や向上に何らかの意味でお役に立てれば,筆者として幸甚の至りである。

【主要目次】
1.設計のための発想力:“what is”と“how to”/2.設計における思考/3.発想の性質/4.発想法の分類/5.思考の内容に関する示唆による発想法/6.思考の構造化による発想法/7.解候補の生成による発想法/8.設計・創造力・発想力の教育/9.まとめ

【本書のキーワード】
潜在的発想力,発想顕在化力,発散的思考,収束的思考,深化,探索,プロダクトアウト,マーケットイン,デザイン思考,アート思考,意識的過程,無意識的過程,論理,直感,制約,心理的創造性,歴史的創造性,概念空間探索,概念空間変換,アイデア評価,発想法,設計教育,創造性教育,STEAM教育,生成AI
目次
☆発行前情報のため,一部変更となる場合がございます

1.設計のための発想力:“what is”と“how to”
1.1 アイデアの発現は無意識的過程である 
1.2 アイデアは過去の知識や情報から生み出される 
1.3 創造力の構成要素 
1.4 設計のための発想力を向上する方法 
 1.4.1 事前の活動 
 1.4.2 事中の活動 
 1.4.3 事後の活動 

2.設計における思考
2.1 設計の対象 
2.2 問題発見,創造,価値提供 
2.3 構造,挙動,機能,ユーザ体験 
2.4 機能,形状・構造,材料,加工法 
 2.4.1 形状・構造による発想の例 
 2.4.2 材料による発想の例 
2.5 手段と目的 
2.6 発散的思考と収束的思考 
2.7 設計の過程 
2.8 深化と探索 
2.9 問題解決型デザインと提案型デザイン 
2.10 プロダクトアウトとマーケットイン,デザイン思考とアート思考 

3.発想の性質
3.1 認知心理学における発想のモデル 
 3.1.1 活性拡散モデル 
 3.1.2 問題空間モデル 
 3.1.3 機会論的モデル 
 3.1.4 制約論的モデル 
3.2 意識的過程と無意識的過程 
3.3 発想は過去の知識や情報から生み出される 
3.4 論理+直感 
3.5 発想と制約 
 3.5.1 本当の制約 
 3.5.2 かつては本当だった時代遅れの制約 
 3.5.3 間違って本当だと思われていた制約 
 3.5.4 意図的で人工的な制約 
3.6 創造性の分類 
 3.6.1 創造性,心理的創造性,歴史的創造性 
 3.6.2 組合せによる創造性 
 3.6.3 概念空間の探索による創造性 
 3.6.4 概念空間の変換による創造性 
3.7 アイデアの評価 
コラム アイデアの評価方法 

4.発想法の分類
4.1 発想支援の3レベル 
 4.1.1 秘書レベル 
 4.1.2 フレームワーク-パラダイムレベル 
 4.1.3 生成レベル 
4.2 発想法の分類例1 
4.3 発想法の分類例2 
4.4 本書における発想法の分類 

5.思考の内容に関する示唆による発想法
5.1 アナロジー 
5.2 チェックリスト 
5.3 ブレインストーミング 
5.4 ブレインライティング 
5.5 TRIZの発明原理 
5.6 格言的なフレーズ 
5.7 発想のための刺激の提示 
 5.7.1 ランダム刺激法 
 5.7.2 刺激の具体度と得られる発想の関係 
 5.7.3 刺激の様式・課題との距離・一般性と得られる発想の関係 
5.8 概念の距離・類似度の計算方法 
 5.8.1 概念の階層構造に基づく方法 
 5.8.2 単語のベクトル表現を用いる方法 
5.9 概念空間の空孔の探索 

6.思考の構造化による発想法
6.1 アイデア群の空間配置 
6.2 MECEなマトリクス 
 6.2.1 製品の機種の絞り込み 
 6.2.2 設計におけるアフォーダンスの問題の系統的整理 
 6.2.3 信頼性の評価に関する誤りの系統的整理 
 6.2.4 ユーザの多様性への対応の系統的列挙 
6.3 KJ法 
6.4 マインドマップ 
6.5 アンゾフの成長マトリクス 
6.6 TRIZの矛盾マトリクス 

7.解候補の生成による発想法
7.1 テキスト表現の生成 
7.2 形状表現の生成 
7.3 ジェネレーティブデザイン 
7.4 生成AI 
 7.4.1 設計における生成AIの研究事例 
 7.4.2 設計におけるツールとしての生成AI 
 7.4.3 生成AIのユーザビリティ1:効果 
 7.4.4 生成AIのユーザビリティ2:効率 
 7.4.5 生成AIのユーザビリティ3:満足 
 7.4.6 生成AIのユーザビリティ4:利用状況 
 7.4.7 生成AIを使用するリスク・使用しないリスク 

8.設計・創造力・発想力の教育
8.1 設計・創造力の教育事例 
 8.1.1 問題発見型アクティブラーニング 
 8.1.2 機械製図演習 
 8.1.3 図面による機械設計演習 
 8.1.4 CAD操作演習 
 8.1.5 コンセプトスケッチ 
 8.1.6 機械設計製作演習 
 8.1.7 メカトロニクス創作演習 
 8.1.8 企業からの課題に取り組むプロジェクト型教育 
 8.1.9 デザイン系との連携による作品制作教育 
8.2 創造力の要素に対する教育効果 
8.3 発想力の教育の試行 
8.4 AI時代におけるSTEAM教育の新たな意義 

9.まとめ

引用・参考文献
あとがき
索引
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