淡い恋と儚い夢と欲望と
僕の昭和時代は、あの場所と共にある
思いがけず議員宿舎の住民となった雄太が目にした、
60年代の混沌たる政治情勢と、
青年時代の刹那的な煌めきを描いた郷愁誘う青春小説。
二度目の大学受験に向けて勉強に精を出す青山雄太は、
ひょんなことから九段衆議院議員宿舎に入居することに。
様々な政界の人物との交流の中、
懇意になった議員子女・貴美子に政治の道を進められるが……
過ぎ去った遠い日、あのころ私は、
青雲の志を抱きつつ、さまざまな可能性に胸をふくらませていた。
(本文より)
【目次】
序章
第一章 上 京
第二章 議員宿舎入居
第三章 宿舎での生活
第四章 管鮑の交わり
第五章 安保改定
第六章 出会い
第七章 「アラビアのロレンス」
第八章 城ケ島散歩
第九章 隅田川での花見
第十章 選挙
第十一章 新たな門出
あとがき