使命に生きて 人口減少時代の今、 地方の医療に求められるもの

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使命に生きて 人口減少時代の今、 地方の医療に求められるもの
  • 発売日:2025/03/03
  • 出版社:幻冬舎
  • ISBN:9784344948402

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使命に生きて 人口減少時代の今、 地方の医療に求められるもの

使命に生きて 人口減少時代の今、 地方の医療に求められるもの

通常価格 1,760 円(税込)
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商品説明
都市部との医療格差解消のために――
20年にわたり、地域医療に携わり続けてきた医師の取り組みとは?
人口減少と高齢化に歯止めがかからない我が国では、医療ニーズが増加の一途をたどる中、それに応えるための医療従事者確保が喫緊の課題となっています。
しかし過疎化が進行している地方では、看護師や医師が集まりにくく、また診療科の縮小や病院の統廃合も進んでおり都市部との医療格差が更に広がっていくと予想されています。
多くの地方と同様に過疎化が進む静岡県下田市でクリニックを営んでいる著者は、医師偏在に加え治療設備の不足や高度医療へのアクセスの困難さなど、医療資源が不足し、かつ整備されていないことが都市部と地方の医療格差拡大の大きな要因になっていると述べています。
臓血管外科手術では日本トップクラスの実績を持つ国立循環器病研究センターなどでキャリアを重ねてきた著者は、2004年に縁あって下田市の透析クリニックに赴任してきました。赴任当初は、老朽化した設備や十分な教育を受けていないスタッフなど、それまで勤務してきた都市部の大病院と差に愕然とし、「こんな環境でまともな治療ができるのか……」と悲惨な気持ちなったといいます。しかし、この地域で暮らす人たちの健康を守る為に一念発起し、医療スタッフの育成や他機関・行政との連携強化など、「医師」の枠を超えたさまざまな取り組みを通して地域医療の質向上に力を注いできました。
本書では、独自の育成プログラムや資格取得支援などによる医療従事者の地域定着、行政を巻き込んでの医療ネットワーク構築、ローカルメディアを利用した健康情報発信など、著者が下田市で20年にわたり実践してきた医療格差解消への取り組みを具体的な事例とともに詳しく紹介しています。
過疎化が進む地方で日々患者と向き合っている医療従事者だけでなく、そこで暮らす人たちにとってもこれからの地方医療のあり方を考えさせてくれる一冊です。
目次
はじめに   

1章 設備、人材、医療連携……
あらゆるものが不足し、都市部と格差が広がる地方医療の実態
ますます深刻になる都市部と地方の医療格差  
高次医療機関の数や、医療の質にも格差  
地域によって、医師の偏在が顕著に  
なかなか進まない地域医療連携  
「都落ち」によって目の当たりにした地方医療の現実 
 
2章 医療過疎地域にこそ、予防医療の浸透が必要
かかりつけ医として地域住民のヘルスリテラシー向上に貢献する
透析クリニックから、地域のかかりつけ医へ  
地域住民の命と健康を守るのが、かかりつけ医の仕事  
聴診器を当てられ、「初めてです」と言う患者  
循環器・腎臓病診療の専門クリニックに  
腎臓病診療や人工透析のための環境を整備 
人工透析導入や血管治療のための「バスキュラーアクセスセンター」  
長い付き合いになる透析患者は、家族のような存在に  
通院が難しくなった人は、訪問診療で治療を継続  
医療過疎の地域こそ、予防医療が重要に  
地元のケーブルテレビ局で、健康情報を発信  
患者が増加しているCKD 
日本人が要介護になる大きな要因「脳卒中」   
ASOと、糖尿病のフットケア  
年1回の「健康診断」で住民たちとコミュニケーション  
産業医として、働く人の定期健康診断にも対応  
精度の高い検査を行える人間ドックを開設  
賀茂地域の住民の健康支援「かもけん!」にも参加

3章 医療の質を向上させるために、都市部からの人材確保は急務
独自の養成プログラムにより、医療従事者を地域に定着させる
医師偏在対策にも力を注ぐ国の「骨太方針」  
国が医師偏在是正の方針を示し、実行するのは都道府県  
医師少数県・静岡県の医師確保計画とは  
医師が地方を勤務地として選ぶ理由とは  
循環器・腎臓の専門医療機関として研修を受け入れ  
地方暮らしの魅力、地域医療の魅力  
医師以上に看護師の確保・養成も急務  
看護師が専門性を高めるための研修体制を整備  
准看護士の正看護師へのステップアップ支援  
看護師養成のために、独自の奨学金制度を開設  
ブランクのある看護師の再就職を支援するインターンシップ制度  
透析医療などの専門資格取得もサポート  
子育て支援や移住支援など、さまざまな支援が必要 
 
4章 都市部と遜色ない医療を提供するために質の高い医療連携が必須 地域のキーマンとして、行政を絡めたネットワーク構築を実現する
住民の命を守るためには、充実した医療連携が不可欠  
新型感染症については、国が主導して医療計画を  
地震などの自然災害のリスクも高い伊豆半島  
「命の道」と呼ばれる伊豆縦貫自動車道の全線開通は悲願  
一次、二次、三次医療機関がきちんと機能するように対策を  
一次診療を充実させることも、救急医療の質向上に  
住民に働きかけ、適切な受療行動を促す  
地域の3つの透析クリニックを統合  
医師同士の個人的なつながりも医療連携の基礎に
オンライン診療、医療DXの推進は有効か
 
5章 日本の医療格差解消にすべてをささげる―
人や資源が限られる地方こそ、医療人の使命は大きい
人口減少時代に生き残る地方になるために  
「地方だからしかたがない」をなくしたい  
下田に来てからも紆余曲折の連続  
支えてくれたのは、志あるスタッフと地域の人たち  
南伊豆の豊かな自然が、心を癒やしてくれる  
地域の活性化に、インバウンドも一つのチャンス  
外から人を呼び込む「観光透析」「観光ドック」
地域住民の命と人生を守るのが、これからの医療人の使命  

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