ローカルホスピタルの使命

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ローカルホスピタルの使命
  • 発売日:2025/05/27
  • 出版社:幻冬舎
  • ISBN:9784344948778

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ローカルホスピタルの使命

ローカルホスピタルの使命

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商品説明
地域医療の崩壊を防ぐ!

急性期からリハビリまでを一元化し、
地方の医療ニーズに応え続けてきた著者の取り組みとは?
現在、日本の医療が抱えている大きな問題として都市部と地方の医療格差があります。人口が多く生活も便利な都市部に医師が集中する一方で、地方は深刻な医師不足に悩まされており、厚生労働省が2024年に発表した都市部と地方の医師分布格差を示す医師偏在指標でも、東京都と岩手県では2倍近い差があります。こうした医師不足に加え病院の絶対数も少ない地方では、限られた医療資源のなかで、高齢化によって増え続ける医療ニーズにどう応えていくかが喫緊の課題となっています。

30年以上にわたり北海道苫小牧市で病院を経営している著者は、地方の医療機関がこうした課題を乗り越えるためには、病院、訪問看護、介護施設などが連携し、地域全体で住民の健康を支える体制の構築が不可欠であると訴えています。著者はその考えのもと2000年に北海道で初めて回復期リハビリテーション病棟を開設し、治療後の機能回復を重視したケア体制を整備しました。さらに臓器別の専門科に特化しすぎずにあえて総合内科的な診断をすることで、医師数を増やすことなくより幅広い患者の受け皿となり、地域の医療ニーズに応えてきました。

本書では長年にわたり地方医療に携わってきた著者が、高齢化が進む地方において医療機関が果たすべき役割について提言しています。また、急性期~慢性期~リハビリテーションを一元化した「地域完結型医療体制」のほか、介護・福祉との連携による在宅医療や緩和ケアの充実など、医療資源が限られている地方でも質の高い医療を提供しつづけてきた著者の取り組みについても詳しく解説しています。

地方で医療に携わりながらさまざまな課題に直面している人にとって、これからの地域医療のあるべき姿を考えるきっかけになる一冊です。
目次
はじめに   

第1章 都市部と地方の医療格差は広がる一方
地方ではすでに医療崩壊が始まっている
医療を受けられない地域が全国的に拡大している   
地方の若い人材が次々と都市に流出   
有効な手立てを見いだせない地方自治体   
医療崩壊が進む中で医療従事者がなすべきこと   

第2章 医療崩壊を防ぐために——─
ローカルホスピタルの果たすべき使命とは
地域医療を担う病院が目指すべきは 「地域完結型」 病院   
地方では高齢の患者に合わせた対応が不可欠   
苫小牧地域で初となるリハビリ病院を開設   
僻地医療を担う社会医療法人の役割とは   

第3章 【ローカルホスピタルの使命 ①】
臓器別ではなく総合内科的な診断を行い、“行き場のない患者”を救う
求められる総合内科的なアプローチ   
ポリファーマシーも高齢者医療における課題の一つ
いきすぎた臓器別診療は行き場のない患者さんを生み出す   
高齢者のケアでは医療と介護の連携が重要に   
全国的に珍しい登山外来を開設   
登山外来だからこそ見つかる病気も   
夏の登山に潜む低体温症のリスク   
同僚医師が自らの経験を活かして患者さんを励ます   

第4章 【ローカルホスピタルの使命 ②】
病気になったあとのリハビリテーションを徹底し、住み慣れた地域での暮らしをサポートする
道内で初のリハビリテーション病棟を開設   
リハビリテーションで身体機能を改善し、社会参加を促す   
脳卒中の患者さんなどの在宅復帰を支援   
多職種によるチームでリハビリを実施   
QOLに影響の大きい嚥下障害   
リハビリテーション栄養の重要性   
麻痺の改善効果が期待できるボツリヌス療法   
学会発表にも積極的に取り組む   
ロボットスーツHALⓇを使った最新リハビリ   
歩行や上肢のリハビリなどにリハビリロボットを導入   
リハビリロボットの活用で質の高いリハビリを数多く実施   
MR技術を活用したリハビリ機器を活用   
MR技術を使ったリハビリで半側空間無視を回復   
磁気刺激を利用したrTMS治療   
ドライブシミュレーターを使った運転再開支援   
訪問リハビリへの取り組みも展開   
学術研究の推進を目指し、大学とも連携協定を締結
災害時の健康を支援する災害リハビリテーションとは?   
北海道胆振東部地震では多くのスタッフを派遣   

第5章 【ローカルホスピタルの使命 ③】
退院したあとの在宅医療や緩和ケアで、地域の住民を最期まで支える
東胆振・日高エリアで初となる緩和ケア病棟を開設   
市民からの強い要望で生まれた緩和ケア病棟   
痛みの専門家である麻酔科医が緩和ケアを担当   
痛みをコントロールすることでQOLを向上   
末期がん患者さんを包括的にケア   
緩和ケア病棟におけるリハビリとは   
入院と外来の両輪でがん患者さんを支える   
在宅ニーズに応えるため訪問看護も拡充へ  
その人らしいケアを提供するためのACPとは   
医師に 「お任せします」 だと望まない治療につながることも   
ACPの普及で人工呼吸器の使用が減少   
患者さんの希望を汲み取ることの難しさ   
患者さんにとっての最良の選択をともに考える   
社会医療法人として僻地へ医師を派遣   

第6章 2040年のその先を見据えて——─
地域のニーズに応え続けることがローカルホスピタルの変わらぬ使命
社会の変化に対応し、変わり続ける病院であるべき   
2024年度診療報酬改定が与えたインパクト
労働の公平性を担保しない診療報酬改定は容認できない   
診療報酬改定で大きく変わる医療体制   
人口減少時代において医療と介護の連携はますます重要に  
後期高齢者に対してはQOLを重視すべき   
ローカルホスピタルとして地域に寄り添い続ける覚悟とは   

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