日本最初の出家者は女性だった! 6世紀末、飛鳥の地に「嶋(しま)」として生まれた少女は11歳で出家して「善信尼(ぜんしんに)」となり、15歳で記録上日本で初めての留学生として百済に渡った。蘇我馬子の庇護を受け、飛鳥時代の日本仏教の興隆に大きな影響を与え、推古天皇や聖徳太子とも深く関わりをもった尼僧の苦悩と信仰とは。その謎に包まれた生涯を明らかにするため、ゆかりの地を訪れ、資料を読み解き、想像力を駆使して綴る、渾身のルポルタージュ。
「わが国の初の出家者は尼僧の善信尼。推古帝、聖徳太子の相談役となりつつ、日本の初期仏教を興隆させた善信尼の生涯をたどる労作」
――青山俊董(曹洞宗大本山總持寺西堂)