対人援助職のための精神医学講座
  • 発売日:2020/11/13
  • 出版社:誠信書房
  • ISBN:9784414416725

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対人援助職のための精神医学講座

対人援助職のための精神医学講座

通常価格 2,970 円(税込)
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  • 発売日:2020/11/13
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商品説明
かつて精神疾患は、一般の人々にとって身近なものではなかった。けれども現在では、うつ病、拒食症、統合失調症などの精神疾患の名前はすっかり一般的になり、知人がうつ病で休職したなど、精神疾患を身近に体験している人も多い。
薬物療法が開発され、以前に比べて社会生活と治療を両立させやすくなったこともあり、今後は精神疾患を抱える人とともに生きていくためには、どうすればよいか考えるという、新しい課題に取り組む必要がある。

このような流れの中で、精神疾患は、精神科の医療機関で働く職種だけでなく、さまざまな対人援助職が接するものとなっている。産業医、保健師、教育関係者、スポーツ指導者、そして精神疾患をもつ方が子どもを預ける保育園や幼稚園の保育者などにも、精神医学の基礎知識が必要になっていると言えるだろう。
これらの対人援助職は、精神疾患を「治す」立場ではないが、精神疾患を早期に発見したり不調を察する機会の多い第一線にある職種である。身体の疾患と同じく、精神疾患についても早期発見、早期の治療開始が経過によい影響を与えることは知られており、正しい知識をもった援助者が早めに声をかけ、治療の初動部分がスムーズに開始できることは非常に重要である。さらに初動の部分だけでなく、すでに治療中の人をどのように支え、対応するかも重要な課題である。

精神医学の教科書はすでに数多く出版されているが、精神病理学の用語は難しく、医師であっても精神科医以外にはなじみにくい。やさしく解説した本もあるが、言葉のレベルでやさしく書かれていても、当事者がその症状をどのように体験しているかについては想像しにくい。
本書では「その疾患の当事者がどのような体験をしているか」について、少しでも想像できるよう、事例などを設け、検討することで、精神疾患を身に迫る形で理解できるよう試みた。
さらに、さまざまな職種の人や学生が参加する精神医学講座でのディスカッションという形をとることで、精神疾患に対して、多職種の立場から、立体的に理解できることを目指した。職種によって視点が違うのは当然であり、さまざまな視点があるのは、望ましいことである。

日常的な言葉を使っての多職種による紙上討論を通し、読者はさまざまな視点を取り入れつつ、自分だったらどうするかを考えながら、精神疾患についてイメージを膨らませ、精神疾患についての理解を深め、対応を学ぶことができる。入門者に優しい1冊である。
目次
はじめに―-なぜ対人援助職に精神医学が必要なのか
第1回 精神科の診断の仕組み――「統合失調症でうつ病でパニック障害」はあり?
第2回 精神症候学――意識,知覚,感情,思考などの「精神」の領域を確認する
第3回 統合失調症――当事者はどのような体験をしているのか?
第4回 気分障害1:うつ病――「心の風邪」なのか?
第5回 気分障害2:双極性障害(躁うつ病)――「ハイテンション」は問題?
第6回 神経症圏内の疾患1:不安症群・不安障害群――キーワードは「不安」
第7回 神経症圏内の疾患2:強迫性障害――やめたくてもやめられない
第8回 神経症圏内の疾患3:転換性障害――身体に現れる心の痛み
第9回 心的外傷後ストレス障害(PTSD)――トラウマが心にもたらすさまざまな影響
第10回 摂食障害――「やせたい」だけではない心理
第11回 物質使用障害――意思の力でやめられる?
第12回 パーソナリティ障害――メンタルな問題を引き起こすパーソナリティの偏り
第13回 認知症――症状は「物忘れ」にとどまらずさまざまな領域に
第14回 児童思春期のメンタルへルス――発達障害以外にもあるさまざまな病理
第15回 面接の方法を学ぶ――傾聴だけではない積極的な面接法
最終回 精神疾患が町にあること
おわりに――社会の中でメンタルヘルスを支える方々へ
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