西洋絵画の背景には、様々な美しい庭が描かれてきた。楽園や修道院の中庭、宮殿庭園、花咲く家庭の庭、画家が愛したアトリエの庭など、人々の憧れや暮らし、美意識が映し出された特別な空間である。本書では、「バラ」「ユリ」「古代風景」「睡蓮の池」など、庭にまつわる60の名画を取り上げ、その背景にある歴史や文化、庭園芸術の魅力を、フランス在住の庭園文化研究家がわかりやすく紹介する。豊富なカラー図版を拡大&トリミングすることで、花々や樹木、噴水、あずまや、彫像など、画家たちが細部まで描き込んだ庭の美しさにも迫る。植物や庭園に込められた象徴や意味を知れば、名画鑑賞はさらに奥深く、庭を歩くような気分で楽しめる一冊。
[内容紹介]
睡蓮――クロード・モネ《睡蓮》
ユリ――フィリッポ・リッピ《受胎告知》
花言葉辞典――ジョージ・ダンロップ・レスリー《花言葉》
ジヴェルニーの花の庭――クロード・モネ《ジヴェルニーのモネの庭》
ワイルドガーデン――ジョン・エヴァレット・ミレイ《オフィーリア》など