• 発売日:2024/04/26
  • 出版社:創元社
  • ISBN:9784422710297

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翼のある大阪

翼のある大阪

通常価格 6,600 円(税込)
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商品説明
30年以上にわたる美術史研究の集大成となる論集。近世近代美術の通史を意識すると同時に、東アジアや西洋近代の美術動向も反映しつつ、京都や江戸・東京とも異なる独自の世界を開拓した大阪画壇の歴史的展開と問題、その本質を明らかにする。既発表論考の加筆再録を中心に、一部書き下ろし論考を加え、個別の画家や団体、作品への実証的な研究を重ねることで、日本美術史における研究が立ち後れていた大阪画壇の再評価をめざす。本邦初公開の資料「大阪市美術協会資料」「近代大阪日本画家系譜(試稿)」と、カラー口絵を付す。
目次
◆Ⅰ はじめに
第一章 大阪の憂鬱/軽視された〝美術都市〟――近世大坂画壇研究に思う
◆Ⅱ 近世絵画と大阪
第二章 柳沢淇園と播磨但馬間通船計画――大阪府立中之島図書館所蔵「香弁上人宛柳沢淇園書簡」について
第三章 木村蒹葭堂と「蒹葭堂日記」三題――司馬江漢、伊藤若冲、谷文晁
第四章 十時梅厓の研究――「蒹葭堂日記」ほか資料を中心に
第五章 順才橋筋金太郎町の書林――狂詩集『浪華酔咏』より大坂の画会
◆Ⅲ 大大阪モダニズムと画家たち
第六章 明治二十一年の巨獣たち――大阪府立博物場美術館の天井画群
第七章 夜雨庵北野恒富――その芸術と逆説
第八章 「浪華は春も早く来るらし」――島成園とその画業
第九章 「大大阪モダニズム」の復権――「阪神間モダニズム」と私鉄沿線モダニズムの再検証
第十章 大阪市美術協会の成立と紛擾――第一回展開催前まで
第十一章 二つの〝大大阪〟洋画家と日本画家――小出楢重「街景」と池田遙邨「雪の大阪」
第十二章 佐伯祐三に関する二、三の断章――没後の神話化と絶筆の問題
第十三章 蒐集も亦創作なり――伝説の大蒐集家、白雲荘主人・山本發次郎と近世高僧の墨蹟
第十四章 T.MAEDAの見たもの――大大阪モダニズムと前田藤四郎
◆Ⅳ 街に氾濫する視覚文化
第十五章 南北久宝寺町の文化史スケッチ――書肆、音楽、美術に触れて
第十六章 物語は一つのイラストからはじまる――雑誌「道頓堀」
第十七章 翼のある大阪――そごう心斎橋本店「飛躍」の像とメルクリウス
第十八章 河内洋画材料店は、大阪の洋画の歴史だった
第十九章 街の記憶へのタイムトラベル――「モダニズム心斎橋」展とは何だったか
第二十章 映画「大大阪観光」再考――大阪大学総合学術博物館での展覧会を終えて
◆Ⅴ 戦後美術の一断面
第二十一章 熱い時代の遊子ふたたび
第二十二章 〝モダニストM〟とモダン都市――森村泰昌の大阪/大阪と森村泰昌
第二十三章 論集を閉じるとき――山川武先生に
◆資料編
大阪市美術協会資料――発端から結成まで
近代大阪日本画家系譜(試稿)

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