時代は邪馬台国が誕生した頃からヤマト王権が誕生する頃まで。主人公は、現在の茨城県に生まれた双子の男子。生まれてまもなく、乳飲み子の状態で弟が海洋系の種族にさらわれ、兄弟が別々の人生を送ることに。兄は成長して、物部一族の一員として、弟は息長一族の一員として頭角をあらわすことになります。北部九州では倭国大乱が収まり、卑弥呼が女王として邪馬台国を率いた頃、弟は息長氏族として、卑弥呼の手下を務めるようになります。兄は父親が所有していた水田で稲作に従事します。兄弟の父は、祖父に連れられて、物部一族の頭と出会い、物部一族の一員として働くようになります。そして、父親は邪馬台国の要請で西国に。物語の前編は、この父親が主人公になります。兄が成人したころ、東国は気候変動により大洪水に見舞われ、物部一族の水田が全滅。そこで、物部一族は、東国から大倭国へ移動することになります。別行動をしていた父親と兄は、その知らせを聞いて、大倭国に移動。卑弥呼が亡くなり、邪馬台国が弱体化する中で、兄はヤマト王権の土台を作るため大倭国にいました。弟は、邪馬台国の終焉を見て、日向国の大王と共に大倭国へ。そこで兄弟がついに再会。時代が大きく変わりゆく中で、邪馬台国に変わる政権、ヤマト王権の土台作りを兄弟で行うことになるまでの壮大な歴史ファンタジーです。