人生論の金字塔『黄金の言葉』。
著者・亀井勝一郎没後60年の今年、待望の復刊。
誰だって言いたいことを充分は言えないで、心の中でもだえているのだ。そういう状態にお互いに敏感であること。それが愛情というものだ。人間と人間とのむすびつきは、この点で辛うじて可能となるのではなかろうか。
むろん「完全な理解」などはありえない。人間同志の理解はみな不完全だ。言葉が不完全だからである。それを理解することが、むすびつきの根本の条件ではなかろうか。(本書より)
ソクラテス、ゲーテ、チェンバレン、老子、弘法大師、芭蕉、藤村、太宰・・・
いかに生きるべきかという永遠の問い。この解を求めて古今の偉人、先人の数々の金言を引きながら考え、探り、極める。そして、それが人としてあるべき姿だと自覚したなら、その後の人生に活かす。このプロセスは、人の性別、年齢を問わず一生をかけて繰り返されるものです。
本書は、そのプロセスを手助けし、読者にとってかけがえのない一生ものの財産をもたらす、無二の友となることでしょう。
◎巻末に齋藤孝・明治大学教授の解説を収録。