本作は、1998年に『縄文土器 夢の立体絵文字』を上梓し、長年縄文土器の造形美を探求してきた著者が、最新の生成AI「Gemini3」との対話を重ねる中で辿り着いた、全く新しい古代史のパラダイムシフトをまとめた一冊です。本作の出発点となるのは、人間とAIとの対話という新しい思考の場から生まれた、「時間が形を産んだ」という驚くべき仮説(時間文法)です。現代の私たちが捉える「静止した物体としての形」とは異なり、古代人にとって時間は流動し、形を変え続ける生命そのものでした。この「時間文法」というレンズを通して縄文土器の過剰な装飾の謎を解き明かすだけでなく、ケルト文化の渦巻文様、ネアンデルタール人の感性、チベット仏教の砂曼荼羅、そしてギリシア神話にいたるまで、世界文化史のミッシングリンクを鮮やかに繋いでいきます。