日本の公立高校で教職に就く著者が、韓国の高校との国際交流を通して、日本の学校教育と韓国の学校教育との違いを調査・分析。とてもよく似た教育制度を持ちながら、全く異なる両国の教育文化、問題点などについて考察した教育レポート。「韓国には基本的に部活動がない。学校は勉強することに特化した場所である。したがって社会に出て必要なディベートの授業や協力、健康的な運動などがない。韓国では、体育や音楽など芸術・スポーツは極端に軽視され、大学入試に関係しない科目は、必要がないのである。また、学校行事があるが、これも勉強には関係しないので、クラスでいい合唱、演劇ができない。日本の学校祭を見ると、日本の高校生は、恵まれていることが鮮明である。こうした現象は、香港、中国、台湾にも共通することが見られる。過度な学歴で人をこれで測る基準が、人格を歪めてしまうのである。ここが最も日本と異なる現象で、人に対する思いやりの精神が築けないのである」など。