本書は、千年以上前に中国北方の大地に栄えた遼・金王朝の歴史を、90年前の写真と現代の風景から著者たちがたどり直す旅の記録です。遼・金の時代の広大な地には、契丹や女真の人々が独自の文化を育み、仏教を信仰した人々の営みは、王朝が滅びた後も、草原や荒野に貴重な遺跡として残されています。契丹と女真の歴史と文化面の業績を、より広く知って欲しいとの思いから、調査の記録に加えて、三十以上のエッセイにより構成。竹島卓一が残した貴重な写真群は、娘である池内節子が大切に守り、後に「竹島コレクション」として収めた貴重な一冊。