医学哲学の道を切り拓いたフランス哲学研究の泰斗・澤瀉久敬が、「考えるとはどういうことか」「考えるにはどうしたらよいか」「なぜ考えるのか」という3つの問いを、平明な語り口で説き明かす。デカルトに学ぶ理性の確立、ほんとうの文明の条件、個性の意味、そして「読書とは自分で考えることである」との読書論まで、哲学の予備知識なしに読み進められる。生成AIが瞬時に「答え」を出す時代にこそ、澤瀉の「考えるとは、自分で考えるということでなければならない」との言葉が響く。
60年余にわたり読み継がれてきた思索の名著、待望の復刊。
評論家・與那覇潤の「推薦の辞」を掲載。