はじめに
第一章 ガザ戦闘の実像
1 従軍取材で見たガザ地区北部
2 10・7――襲撃されたイスラエル南部
3 ハマスの肖像
4 民間施設への攻撃
5 パレスチナ難民支援機関の矜持
6 破壊される文化、 消される記憶
7 狙われる地元ジャーナリストと排除される外国メディア
8 隠された人権侵害――イスラエル拘束下の拷問
9 ハマス拘束下の人質たち
10 ホロコーストから10・7ハマス奇襲へ
第二章 占領と抵抗の記憶
1 土地の争い、ナショナリズムの衝突
2 悲劇の始まり――一九四八年を語る
3 ハイジャックの〝女王?ライラ・ハリド――故郷ハイファとオレンジ
4 拡大するユダヤ人入植地
5 占領を支えるシステム――合法化された追放と破壊
6 オスロ合意再考
7 形骸化するパレスチナ自治政府
8 10・7以前のガザ地区と「天井のない監獄」
第三章 分断されるイスラエル社会
1 右傾化と分断
2 汚職疑惑と司法制度改革で割れた市民
3 台頭する「宗教シオニズム」
4 ネタニヤフとシオニズム
5 ホロコーストと管理された「記憶」
6 「永遠の被害者」
おわりに