小学校理科でつくる個別最適な学びと協働的な学び

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小学校理科でつくる個別最適な学びと協働的な学び

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本書の概要
多様な子供を誰一人取り残さないために、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」が求められています。理科の授業には、例えば個人で予想し、班ごとに協力しながら実験を行い、結果を共有し、個々の考察から全体の結論を導き出すといった学習の流れがあります。この過程を通して、「個別」「協働」「全体」の往還が自然と生まれ、一人一人の学びが深まるのです。本書では、小学校理科の全単元の事例を取り上げ、学習形態を適切に組み合わせた単元や授業のデザイン、具体的な手立てやポイントなどを解説します。

本書からわかること
理科授業は「個別」「協働」「全体」の往還が機能しやすい
文部科学省の『みるみる』では、「個別」「協働」「全体」を適切に組み合わせた単元デザインの重要性が指摘されています。
理科の授業の流れに沿って考えてみると、例えば自然事象との出会いや問題の共有、結論の導出の場面では全体で学ぶことが有効です。一方、自分なりの予想を立てたり、考察をまとめたりする場面では、一人でじっくり考える時間が必要になります。 また、実験方法を検討したり、結果を比較したりする場面では、仲間との協働を通して自分の考えを見直し、学びを深めていきます。
このように、理科の授業では「全体→個別→協働→全体」という往還が生まれやすいといえます。教師がそれぞれの学習内容や活動場面の特質を理解し、適切なタイミングで指導することで、この往還がより効果的に機能するのです。
目次
はじめに

第1章 理科の個別最適な学びと協働的な学びの充実に向けて
1 個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実とは
2 理科の個別最適な学びと協働的な学びにおいて大切なこと
3 理科の個別最適な学びと協働的な学びの現状
4 理科授業におけるデジタル学習基盤の活用の現状
5 鼎談:「理科の個別最適な学びと協働的な学び」の現在と未来

第2章 理科の個別最適な学びと協働的な学びの基礎知識
1 「指導の個別化」「学習の個性化」とは 
2 「個別」か「協働」か「全体」か、学習形態を選択する
3 授業の目標を達成できない「子どもに全てを委ねた授業」
4 個別最適な学びと協働的な学びが成立する授業場面づくり
5 「子供が活動すること」と「子供が判断して活動すること」の違い
6 記録による子供自身の振り返り
7 活動を広げる「大くくりの学習問題」
8 授業の「複線化」を恐れない
9 個の学びを共有し、互いの考えを自分の考えに生かす
10 デジタル学習基盤の活用が可能にすること

第3章理科の個別最適な学びと協働的な学びの授業デザイン
1 3年 風とゴムの力の働き
2 3年 光と音の性質
3 3年 磁石の性質
4 3年 電気の通り道
5 3年 物と重さ
6 3年 身の回りの生物
7 3年 太陽と地面の様子
8 4年 電流の働き
9 4年 空気と水の性質
10 4年 金属、水、空気と温度
11 4年 人の体のつくりと運動
12 4年 季節と生物
13 4年 雨水の行方と地面の様子
14 4年 天気の様子
15 4年 月と星
16 5年 振り子の運動
17 5年 電流がつくる磁力
18 5年 物の溶け方
19 5年 植物の発芽、成長、結実
20 5年 動物の誕生
21 5年 流れる水の働きと土地の変化
22 5年 天気の変化
23 6年 てこの規則性
24 6年 電気の利用
25 6年 燃焼の仕組み
26 6年 水溶液の性質
27 6年 人の体のつくりと働き
28 6年 植物の養分と水の通り道
29 6年 生物と環境
30 6年 土地のつくりと変化
31 6年 月と太陽

第4章 「個別最適な学びと協働的な学び」時代の学習評価
1 多様な学びを評価する
2 そもそもの評価をどう考えるか
3 個別最適な学びと協働的な学びを支える評価の在り方
4 個別最適な学びと協働的な学びにおける評価の具体例
 -評価を指導に生かし、CからBへ導く-

おわりに
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