太平洋戦争末期、ある中国人作家の生と死の真実!
郁達夫(1896~1945年)はかつて東京帝国大学経済学部に学び、後に中国で一時は魯迅と並び称される人気作家となる。日中戦争勃発後、シンガポールへ渡り、日本軍による同地陥落後は、身分を隠しスマトラ島に潜伏。日本憲兵の通訳をさせられたほか、多くの日本人とも親交を持ったが、日本降伏直後失踪。日本憲兵による殺害説はじめ諸説が流れるなか、その真相は長らく謎につつまれてきた。本書は、著者執念のフィールドワークによって、郁達夫の晩年の生活、そしてその死の真実を明らかにする衝撃の書である……!